彼女が学生のころ、歌を歌っている時のことだった、たまたま通りかかった音楽の先生が言った。「どうして歌わないの?」クラークソンは「できないから。」と答えた。
しかし彼女は学校の聖歌隊に参加し、音楽の才能を徐々にのばしていった。 彼女は、夢が必ずしも叶うとは限らないということを知っていたが、心のどこかで夢を信じていた。それから彼女はお金をため、カリフォルニアで暮らし始めた。
だが、悲劇が彼女を待ち受けていた。彼女の暮らしていた家が火事になってしまったのだ。こうして再びテキサスに戻った彼女に、ある日「アメリカンアイドル」のオーディションを受けるのはどうかという友人の誘いがあり、結局彼女はオーディションを受けてみることにする。2002年9月4日、人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』で、彼女のその飾らないキャラクターと圧倒的な歌唱力が万人に受け、全米からの総応募者数1万人の中から約10週間にわたる激戦を勝ち抜きついに優勝。 当時ウェイトレスだった彼女は親友に誘われてオーディションを受けに来ていた。
オーディション終了直後の2002年10月5日にデビューシングル「A Moment Like This」が全米シングル・チャート(ビルボード)で初登場52位から翌週いきなり1位にジャンプ・アップ。
歴史を塗り替える記録を樹立した。(これまでの記録はビートルズ「Can't Buy Me Love」が1964年に達成した初登場27位から翌週1位)(2007年にMaroon5によってこの記録は塗り替えられてしまう)
2003年4月に発売されたデビュー・アルバム『Thankful』は全米アルバムチャート初登場1位を獲得。 全米で200万枚を超えるセールスを記録。日本でも15万枚のセールス。
シングル曲「A Moment Like This」「Before Your Love」「Miss Independent」「Low」「The Trouble With Love Is」等を収録。
2004年12月にはセカンド・アルバム『Breakaway』を発表。今作でジャンルをロックへと大きく方向転換し世間を驚かせたが、全米アルバムチャートで3位を獲得、2年間もチャートを賑わせるロングヒットとなり全米だけで600万枚近いセールスを記録し大成功を収めた。
「Breakaway」「Since U Been Gone」「Behind These Hazel Eyes」「Because of You 」「Walk Away」等のシングル曲はどれも世界中で大ヒットを記録した。